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アメリカでシニア留学!オススメの場所は?費用はどれくらい?

アメリカは中国、インドに次いで世界第3位の人口を誇り、ビジネスや教育の面ではトップクラスを誇ります。
語学学校や大学などの数も多く、留学生の受け入れも盛んに行われています。
また、語学留学に限らずさまざまな分野で最先端の専門的な知識を身に付けることができます。
シニア世代がこれまで趣味として続けてきたことをさらにブラッシュアップする「趣味留学」や、興味があったけれど始められなかったことにチャレンジする「おけいこ留学」などバリエーションが豊富です。
アメリカ留学の特徴とは
大学付属機関の英語コースや民間の語学学校など選択肢が豊富
アメリカの語学学校は、大学付属の外国人向け語学学校と、大学付属ではない語学学校があります。
アメリカには四年制大学と二年制大学の数が合わせて約4000校もあり、大学付属の語学学校は進学者向けであり中途入学ができないことが難点ですが、その分生徒の入れ替わりが少ないため、集中して勉強することができることが魅力です。
大学付属ではない語学学校でも、大学内にあるものと大学外にあるものに分かれます。
大学内にあるものはオンキャンパスと呼ばれ、大学から施設を借りて運営されています。
オンキャンパスは、大学にある図書館やカフェ、学生寮などを使用できるほか、大学内のイベントや交流会、アクティビティなどに参加することができます。
そして、大学外にある語学学校は、オンキャンパスの語学学校と比べると小規模ですが、少人数制のクラス編成で、先生や他の生徒との距離が近くコミュニケーションを取りやすいのが特徴です。
美術館や博物館巡り、スポーツ観戦などアクティビティを楽しめる

いきなり長期滞在が不安な場合は、1週間~1カ月ほど滞在し、カルチャー体験などのアクティビティを組み合わせた短期留学プログラムに参加してみてはいかがでしょう。
午前中に語学レッスンを行い、午後からはフリータイムで興味のあるアクティビティや文化体験、参加者同士の交流会などに参加できるプログラムがあります。
アクティビティの例
<カルチャー>美術館・博物館見学、バレエ鑑賞、ミュージカル鑑賞、アメリカンフットボール観戦、メジャーリーグ観戦、ボランティア体験、ムービーナイト、食べ歩きツアー、デイトリップなど。
<スポーツ>テニス、ゴルフ、サーフィン、ビーチバレーなど
ダンスやウクレレのレッスンなどおけいこ留学も多彩
おけいこ留学は、語学学校の授業が終わった平日の午後あるいは週末にレッスンを受けたりします。
例えば、ロサンゼルスやニューヨークでは、ヒップホップ、ジャズ、バレエ、コンテンポラリーなどのダンスプログラムが豊富にあります。
ダンススタジオでは、音楽に合わせて一緒に体を動かし汗を流すなか、言葉だけによるコミュニケーションとは一味違った交流を深めることができます。
また、ハワイではフラダンスやサーフィン、ウクレレ、ハワイアンキルトなどのレッスンに人気があります。
おけいこ留学の例
ダンス、バレエ、ヨガ、フラダンス、音楽、メーキャップ、映画・映像、スポーツ(ゴルフ、テニス、野球、バスケットボール、サーフィンなど)
シニア向け!アメリカの留学候補地と特徴
ロサンゼルスやサンフランシスコなど西海岸の都市
温暖な気候で雨が少ない西海岸は、快適で過ごしやすいのが特徴です。
ロサンゼルスは映画の都ハリウッドや高級住宅街のビバリーヒルズなどが有名な大都市です。
日本でもUCLAの略称で知られているカリフォルニア大学ロサンゼルス校がある都市で、語学学校や大学も多く、プログラムやアクティビティもさまざまな選択肢から選べます。
サンフランシスコは、ロサンゼルスから車で6時間、飛行機だと1時間ほどで行くことができます。
ゴールデンゲートブリッジや坂道を上る路面電車など美しい風景や街並みが魅力です。
近年は世界的なIT企業が本社を構え、活気にあふれています。
比較的治安は良いですが、物価は少し高め。
語学学校の種類は豊富にあります。
サンディエゴはカリフォルニア州南部のメキシコ国境に接する西海岸最南端の街です。
かつて長い間スペイン統治下にあったためスペイン風の街並みです。
物価が比較的安く、治安も良いことや、湿度が低く温暖で過ごしやすい気候のため人気があります。
ニューヨークやボストンなど東海岸の都市
東海岸は、ニューヨークやボストン、シカゴといった都市が人気の留学先として挙げられます。
ニューヨークにはコロンビア大学、ボストン近郊にはハーバード大学、マサチューセッツ工科大学といった世界トップクラスの大学があり、大学周辺に足を運ぶとアカデミックな雰囲気を味わえます。
ただ、これらの都市は冬の寒さが厳しいので、春から秋にかけての留学がオススメです。
ニューヨークでは、ファッションやアート、ミュージカル、ジャズなどさまざまな文化に触れることができます。
世界中から人が集まるので、街を散策するだけでも楽しめます。
バスや地下鉄が発達しているのでどこへ出掛けるのにも便利です。
エンターテインメントの本場を体験できるなど魅力的な要素も多いですが、物価は高めです。
ボストンは、ニューヨークから飛行機で1時間30分ほど北東へ移動したところに位置しています。
大学が多く学術都市として知られるほか、アメリカ独立戦争の舞台になり独立宣言が行われたボストンはアメリカの歴史を物語る街としても有名です。
ニューヨークと同じように冬は寒く、気温は氷点下になることもあります。
シカゴはニューヨーク、ロサンゼルスのように摩天楼がそびえ立つ都市で、アメリカの金融・経済の拠点です。
また、MLB(野球)・NFL(アメリカンフットボール)・NBA(バスケットボール)・NHL(アイスホッケー)とアメリカ4大プロスポーツのチームもそろっています。
美術館や博物館も多く、ジャズやブルースなどの音楽も盛んです。
ホノルルなどハワイ諸島
南国リゾートを満喫できるハワイ諸島は、旅行先としても人気があります。
友人やパートナーと一緒にバケーションを楽しむ気分で留学体験ができます。
ホノルルはハワイ州最大の都市で日本からの移民が多く、日本の食材がそろうお店や日本語が話せる人が多いのも特徴です。
フラダンスレッスンと英語学習を取り入れたプログラムがあるほか、世界有数のゴルフ場もあるのでゴルフ留学もできます。
シニア留学の費用は?
語学学校か大学を選ぶかで留学費用は大きく異なる

アメリカでのシニア留学は、どれくらいの費用がかかるでしょうか。
学費や滞在費を見ていきましょう。
語学学校、オンキャンパス、大学付属機関など、どの教育機関でどのようなプログラムを受けるのか、そして滞在期間にもよって費用は異なります。
一般的に短期留学である場合が多い語学学校の学費は1カ月で約18万円~28万円が目安です。
なお、大学に入学する場合は短期留学ではないので、1年間(9月~翌5月)で約270万円~370万円の学費がかかる場合があります。
滞在先は、短期留学であればホテルやコンドミニアムなどに泊まるのもいいですが、現地でホストファミリーの家にホームステイをすることができます。
短い期間であっても、現地の人と生活をともにすることは、貴重な経験になるのでホームステイをするのもオススメです。
ホームステイであれば1カ月で約10万~13万円、1年で120万~160万円ほど必要になります。
自分の目的に合った留学ができるように、予算を考えておきましょう。