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外国人はシャワー派?日本人はバスタブ派?日本と海外のお風呂事情

日本では、多くの家にバスタブ付きのお風呂がありますが、海外では家やホテルにはシャワーしかない場合もあります。
また、バスタブがあったとしても、日本のようにバスタブの外に出て体を洗うのではなく、バスタブの中で洗うのが一般的など…。
海外へ行ったときに戸惑わないように、今回は海外のお風呂事情やバスタブの使い方をご紹介します!
欧米でも安心!入浴スタイルをご紹介
バスタブ式のお風呂の入り方

日本は水が豊富なうえ、夏の暑さや湿気、冬の寒さなどの気候、温泉が多いという土地柄、リラックス効果などさまざまな理由で、日本人はお風呂好きとして知られています。
ところが、国によっては、水はとても貴重で、飲み水も買うのが当たり前。
欧米では毎日バスタブに漬かることなく、シャワーで済ませる人も多いようです。
夏は湿気で肌がベタベタする日本と比べて、欧米では乾燥している国も多く、毎日しっかり体を洗わなくてもよいという気候的な条件もあるでしょう。
そんな欧米では、バスタブがあっても日本とは使い方が異なります。
まずは、欧米での一般的な入浴の方法をご紹介します。
(1)バスタブにお湯をためる
欧米のお風呂は、日本のホテルや単身用のマンションでよく見かけるような、トイレと洗面台が同室になっているタイプが多く、バスタブの中で髪や体を洗い、外で体を拭いて着替えます。
バスタブの外には排水溝がない場合もありますので、日本のように肩まで漬かれるようにたっぷり注ぐと、バスタブの外まで湯がはねたり、あふれたりして、トイレや床、着替えなどをぬらしてしまうこともありますので注意しましょう。
目安の湯量はバスタブの下から3分の1ほどです。
(2)髪と体を洗う
ためた湯に、入浴剤兼ボディーソープとなるバスフォーム、またはバスジェルを入れて泡立てます。
海外の映画などでおなじみの泡風呂ですね。
そして、バスタブの中で髪と体を洗います。
このとき、シャワーカーテンをしない人がほとんどですが、多少湯が外にはねても、あとでバスマットなどを使って拭えばOKです。
髪や体を洗ってから、そのまま湯に漬かる人もいますが、欧米では水が貴重なうえ、お風呂は汗や汚れを落とす目的なので、日本のようにお湯に漬かって温まる習慣がないようです。
(3)シャワーですすぐ
バスタブの湯を流して、備えつけのシャワーで、体の泡をすすぎます。
このときにバスタブの内側にシャワーカーテンを引き、外へ水しぶきがはね飛ぶのを防ぎます。
(4)バスタオルで体を拭く
バスタブから出て、外のバスマットへ。
バスタオルで体や髪を拭いたり、バスタオルの代わりにバスローブを着る場合もあります。
最後にシャワーで軽くバスタブの泡や湯あかを落とします。
海外のお風呂で注意しておきたい6つのこと
ホテルの予約&チェックイン時に注意しておきたいこと

体を洗ったあとに、シャワーですすがずに出るなど、海外での入浴方法の違いに驚いた人も多いのではないでしょうか?
そのほかにも、ホテルの予約時やチェックイン時に注意しておきたい点をご紹介します。
(1)バスタブがある部屋か確認する
欧米ではシャワーのみの部屋も多くあります。
バスタブに漬かりたい場合は、あらかじめ確認しておきます。
(2)子連れの場合は、固定式シャワーに注意
ホテルなどによっては、シャワーが壁に固定されて動かせない場合もよくあります。
子連れで旅行の場合は、可動式のシャワーの方が便利です。
(3)東南アジアでは、お湯が出るシャワーかを確認
東南アジアなどの暑い国の中級~格安ホテル、ホステルなどでは、水しか出ないシャワーもよくあります。
お湯が出るかどうか、予約時や入室時にチェックしましょう。
お風呂の習慣や使い方で注意しておきたいこと
海外のお風呂に関する習慣など、ちょっとした注意事項をご紹介します。
(4)シャワーは節水しながら使う
海外のシャワーは、湯沸かしのタンクの量が少ない場合がよくあります。
日本のように勢いよく出していると、途中から水しか出なくなることも。
湯は少しずつ出して、体を洗うときなどは小まめに水を止めるなど、節水しながら利用した方が無難です。
(5)お風呂にはビーチサンダルなどが重宝
海外は日本とは違って、部屋の中も土足の場合が多いです。
ぬれても問題ないビーチサンダルなどを持参しておくと、シャワー時やシャワー後も足裏が汚れません。
(6)お風呂を出たら、ドアは閉めない
少しホテルとは離れますが、欧米の一般家庭では、お風呂のドアが閉まっているときは、利用している合図です。
一般家庭ではトイレも一緒のユニット式のお風呂もあり、日本人の私たちは開けっ放しだと気になりますが、利用後は少しドアを開けておきましょう。
ホテルでは閉めてほしいと注意が書かれている場合もありますが、ホームステイやファームステイなど一般家庭に泊まるときには、思い出してみてください。