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国際競争で負けるのは英語力が原因!?世界で通用する英語が身に付くスーパーグローバル大学(SGU)とは?

国際競争で負けるのは英語力が原因!?世界で通用する英語が身に付くスーパーグローバル大学(SGU)とは?

「中学から英語の勉強をしているのに話せない」
「一生懸命勉強しても、受験英語は実践力が付きにくい」
実は、日本人の英語の各種資格・検定試験の成績は、アジア諸国の中で長年下位にとどまっています。

英語を話せないために、国際間の企業競争に負ける、世界で活躍できる人材が生まれないなどの危機に直面しているのが現状です。

そんな問題を解決するために生まれたのが「スーパーグローバル大学(Super Global University/以下、SGU)」です。
グローバルな人材を育成するSGUでは、どのような取り組みが行われているのでしょうか?
詳しくご紹介します!

国を挙げて大学をグローバル化!

世界を舞台に活躍する若者のための環境作り

SGUとは、日本の大学の国際競争力を高めるために、2014年に文部科学省が創設した事業です。申請のあった104校の中から選ばれた国公私立大学37校に2023年度までの10年間、補助金が支給されます。

SGUには2種類のタイプがあります。
・トップ型(タイプA)
世界ランキングトップ100を目指す力のある大学

・グローバル化けん引型(タイプB)
大学教育の国際化のモデルとなり、日本社会のグローバル化をけん引する大学

トップ型は、
北海道大、東北大、筑波大、東京大、東京医科歯科大、東京工業大、名古屋大、京都大、大阪大、広島大、九州大、慶應義塾大、早稲田大の13校、

グローバル化けん引型は、
千葉大、東京外国語大、東京芸術大、長岡技術科学大、金沢大、豊橋技術科学大、京都工芸繊維大、奈良先端科学技術大学院大、岡山大、熊本大、国際教養大、会津大、国際基督教大、芝浦工業大、上智大、東洋大、法政大、明治大、立教大、創価大、国際大、立命館大、関西学院大、立命館アジア太平洋大の24校です。

学生の英語力を強化するための取り組みは主に6項目あり、大学ごとにそれぞれ目指す指標を設定しています。

(1)外国人教員の割合
(2)海外から日本へ来る留学生の割合
(3)海外へ留学する日本人学生の割合
(4)外国語(英語)による授業の割合
(5)外国語(英語)だけで卒業できるコースの学生の割合
(6)資格・検定試験のスコアで示す外国語能力を満たす学生の割合

SGUに採択された大学に注目!

トップ型の早稲田大学の場合…

実際のSGUでは、どのようなプログラムが行われているのでしょうか?
国内の大学のうち、外国人留学生数トップを誇る早稲田大学では、世界をけん引し、世界に貢献する大学であり続ける「Waseda Ocean構想」を掲げています。

「Waseda Ocean構想」では、世界の先導的な大学とつながり、世界中の優れた研究・教育者と優れた学生たちが交流できる場を構築することで、10年で18の研究分野を世界ランキング100位以内、10万人のグローバルリーダー輩出を目指しています。

では、SGUで設けられた6つの指標に対して、早稲田大学が目指す具体的な目標をご紹介します。
下の表は、それぞれの全体に占める割合を示しています。どの項目も大幅に増加させることが分かります。

  実績(2013年度) 目標(2023年度)
(1)外国人教員 8.5%(142人) 12.1%(222人)
(2)外国人留学生 8.1%(4,415人) 18.7%(9,165人)
(3)日本人留学生 5.0%(2,475人) 19.3%(7,607人)
(4)外国語の授業 8.4%(1,560科目) 25.0%(4,129科目)
(5)外国語だけで卒業できるコースの学生 4.9%(2,661人) 9.1%(4,480人)
(6)外国語能力を満たす学生 30.5%(16,693人) 62.1%(30,476人)

 
 それぞれの目標を実現するための具体的な取り組みを見ていきましょう。

(1)外国人教員

年俸制を導入。柔軟な給与体系にすることで、世界中から優れた教員・研究者を獲得する狙いがあります。

(2)外国人留学生/(5)外国語だけで卒業できるコースの学生

国際学生寮を拡充。世界各地から集まった学生たちが共に学び、生活することで、グローバル社会で活躍するためのコミュニケーション能力を養います。

(3)日本人留学生

クオーター制(4学期制)を設定。従来の「前期」「後期」ではなく、短期間のタームごとに履修科目を調整できるため、留学に参加しやすい環境を作ります。

(4)外国語の授業/(6)外国語能力を満たす学生

教員が国際的に通用する授業運営方法を習得するため、ワシントン大学と協定を締結。
教員を2〜3週間派遣し、授業見学や模擬講義などの研修を行っています。
また、ワシントン大学から講師を招き、ワークショップを開催。教員だけでなく学生も参加し、活発な議論を交わしています。

国際色豊かな早稲田大学が、世界ランキングトップ100を目指して、さらに勢いを増しているのが分かります。

グローバルけん引型の金沢大学の場合は…

続いて、英語教育と地域の特色をうまく組み合わせた金沢大学の特徴的な目標と取り組みをご紹介します。

金沢大学では、「人間力強化プログラム」として、「地域『超』体験プログラム」と「海外派遣プログラム」のうちいずれかを履修することが求められています。

人間強化プログラム

体力・精神力の重要性を認識し、多様な価値観を受け入れ、学生自身が社会の一員であることを自覚することが目的です。
キャンパス外での学びを通じて、将来の国際社会で生き抜くための人間力を養います。

地域「超」体験プログラム

留学生と共に地域の人たちとの交流を深め、日本文化や地域の理解を促すと同時に、自らの将来像を描いた目的意識のある学生生活の実現を促します。

海外派遣プログラム

短期海外研修やインターンシップ、サマースクールなど、文化の異なる国での生活を通して、さまざまな面での成長を促します。

また、SGUで設けられた6つの指標のうち、(6)の「外国語能力を満たす資格・検定試験のスコア」として、TOEIC®L&Rテスト760点、TOEFL iBT®80点を目標としています。
学士課程の全学生に対して、在学中に最低2回の検定試験の受験を義務化しました。

さらに、在学中に獲得した専門知識や教養を将来母語と英語の両方で表現し、世界と分かち合える学生を育てることを目的に、(4)の「外国語(英語)による授業」を大幅に増加。
学士課程で開講する科目の50%、大学院課程では、科目の100%を英語で実施するのを目標に掲げています。

金沢大学では、英語力だけでなく、一人の人間としての素養も強化していることが分かります。

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