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こんなにある世界の言語!?世界で最も使われている言語は?

英語、中国語、日本語、フランス語、スペイン語、ドイツ語…などなど、世界には本当に数多くの言語があります。
日本でいう「方言」にあたるものも言語数とカウントするかどうかなど、数え方には諸説ありますので、明確な数字は出ていませんが、その数は3,000以上とも、5,000以上ともいわれています。
現在、日本が国として承認しているのが196カ国ということから考えると、言語の数はその10数倍ということになるので、驚きですね。
その中でも日本語は、1億2,500万人以上に話されていて、世界の中で話されている言語の中でも10位前後に位置しています。
では、世界で一番話されている言語は何なのか?
今回は世界の言語についてご紹介しましょう!
やっぱりトップはあの国なの!?世界一使われている言語って?
世界の中で人口No.1の国の母国語が世界一使われている言語に!

世界には数千もの言語があるとご紹介しましたが、その中でその言語を母国語として使用している人口=母語人口が最も多いのは、中国語です。
そもそも中国は、国全体の人口がおよそ13億人以上ということですから、トップになるのは当然といえるかもしれませんね。
しかし、中国語といってもひとまとめで語れないのが、広い国土を持つ中国の言語事情。
多数の民族が暮らす中国では、北京語のほかに、東北地方では東北語、香港や広東省で使われている広東語、上海を中心としたエリアでは上海語など、多彩な言語があります。
日本でも地方が異なると方言が存在しますが、中国では方言というレベルでは片付けられないくらいに違いがあるそうです。
特に広東語と上海語は、北京語とはまったくイントネーションが違っているため、同じ国の人同士でも聞き取れなかったりすることが多いのだとか。
例えば、日本人のビジネスパーソンが中国で交渉やコミュニケーションを取るときには、その地域や交渉相手が中国語の何語を話すのかを知っていないと商談がうまくいかないということも多々あるそう。
中国語といっても一つにはくくれないということが知られています。
人口No.2の国の言語が世界で2番目に使われていることに?

人口が世界一の中国語が世界一使われている言語なら、中国に次ぐおよそ12億5,000万人の人口を誇るインドの母国語が2番目になるはず…。
なのですが、実はインドは数千の言語が混じり合って使用されているのです。
そのため、公用語とされているヒンディー語は2億人以上に使われてはいますが、世界で2番目に使われている言語というわけではありません。
実はヒンディー語は4位に位置しています。
インドにはヒンディー語以外にも、アッサム語やベンガル語など、憲法で定められた22の指定言語があります。
さらに方言も含めるとその数は、2,000以上にものぼるそうです!
しかしインドでは準公用語として英語を学んでいる人が多いので、英語が話せれば基本的なコミュニケーションはOK。
「インドに旅行してみたいけど、言葉がちゃんと通じるのかな…?」という方には、うれしいですね。
第2位は英語!国と地域を超えて話されている言語
英語を学んでおけば大きなプラスに!世界の4人に1人は英語が話せる!?

では、世界で2番目に使われている言語は何でしょうか?
それは、皆さんもよくご存じの英語です。
英語を母国語とするイギリス、アメリカ、オーストラリアではもちろんですが、英語を公用語や準公用語として使用している国が多いことがその理由に挙げられています。
具体的に自国の言語のほかに英語を公用語・準公用語としている国をいくつか挙げてみました。
ヨーロッパ
イギリス、アイルランド、欧州連合など。
北アメリカ・中央アメリカ
アメリカ、カナダ、ジャマイカ、バハマ、トリニダード・トバゴなど。
アジア
インド、シンガポール、スリランカ、フィリピン、香港など。
アフリカ
ウガンダ、カメルーン、ガーナ、ケニア、タンザニア、南アフリカ共和国など。
オセアニア
オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、パラオなど。
と、実に50近い国や地域にのぼります。
さらに公用語、準公用語を含めた英語を実用レベルで話している人口は、世界の人口の約25%になり、およそ4人に1人が英語を使用しているともいわれています。
加えて学んでいる人の数をプラスすれば、それ以上に!
世界中の多くの国で使用され、「国際交流言語」とも呼べる英語。皆さんの中には、実際に海外旅行で英語が母国語ではない国に行ったとき、「英語で話せば、なんとかなった!」という体験をされたり、またそんな話を聞かれたことがあるのでは。
世界でどれだけの人が使用しているのかを知ると、ちょっと英語を学ぶことの意味が違って見えてきませんか?