KNOW
初めてのアメリカ旅行で困らないために!知っておきたい、マナーの違い!

日本人がラーメンやうどん、そばなどの麺類をズルズルと勢いよくすする音が外国人には不快に感じるように、「日本では通じることでも、国や文化が違えば、マナー違反になること」は意外と多いもの。
例えば、風邪をひいたときに鼻をズズッと音を立ててすすってしまうことも、マナー違反です。
特にこれから海外旅行を計画している人の中には、「日本ではいつも当たり前にしている行動や立ち居振る舞いが、実は海外ではマナー違反だったらどうしよう」と思うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、知っておきたい海外のマナー、アメリカ編をお届けします!
海外旅行をスマートに楽しむためにも、日本とアメリカとのマナーの違いをしっかりと知っておきましょう。
空港、電車…など、移動に関するマナーあれこれ
空港には撮影禁止場所が多数!何でも、どこでも撮影OKじゃない!

旅行のスタートを記念して、日本の空港でパシャリと1枚、飛び立つ飛行機を背景に入れて満面の笑顔で自撮り…。
スマートフォンのカメラで手軽に写真撮影ができることから、ついついやってしまうこの行動。
ですが、空港内での写真撮影は十分注意する必要があります。
特に入国審査場や税関、保安検査場での撮影はNG。
カメラを向けただけで拘束されてしまうという、怖い思いをする可能性も…。
テロ対策や密入国者の監視に取り組んでいるアメリカをはじめとした海外では、撮影不可の場所がいろいろ決められています。
これは撮影された写真から警備体制や防犯の仕組みが明らかにされないためでもあり、厳重に監視されているのだそう。
空港では、撮影不可を表すサインもありますので、見落とさないようにしておきたいものですね。
また欧米では肖像権に厳しいので、許可なく人を写すのは避けたいもの。
余計なトラブルに巻き込まれないためにも、アメリカの空港に着いたら安易に他人にカメラを向けたり、背景に他人が写り込むような写真を撮ったりする行為は避けた方が良さそうです。
電車・バスを利用する際に知っておきたいマナー
空港を出てからの移動は、電車、バスなどいろいろな交通手段を利用してホテルや目的地に向かわれるかと思います。
こうした移動の中で気を付けたいマナーをご紹介します。
電車、バスに乗るとき、座席に座るときは、レディーファーストを大切にするのがアメリカ流。
男性は、バスのドアの脇に立って女性が乗り込むのを優先してあげるのがマナーです。
座席も女性に座ってもらってから、男性が座ればスマートです。
また、日本ではマナー違反と考えられがちな電車やバスの中での電話、実はアメリカではごく当たり前の光景ですので驚かないようにしてくださいね。
食事に関するマナーもいろいろ。ランチ・ディナーを楽しむためのポイント
日本にはないチップの仕組みを理解して、お互いに気持ち良く食事を!
アメリカで食事をする際に気を付けておきたいマナーの一つがチップではないでしょうか。
日本ではなかなかチップを渡すことがないだけに、よく分からないという人もいるかもしれません。
チップは、サービスやおもてなしが無料という日本とはまったく違う考え方なので、事前にチップの相場やマナーを知っておくと安心です。
基本的にアメリカではレストランやカフェ、ホテル、エステなど、サービスを受ける場所でのチップは必要不可欠。
チップを忘れていたり、大してサービスを受けていないと考え、あえて渡さなかったりするのもマナー違反だと思われてしまいます。
チップ文化が浸透しているアメリカでは、この他にもホテルやタクシーを利用したときにもチップを渡すことがマナーなので、常にチップ分のお金を用意するよう意識しておきたいですね。
食べ方にもマナーあり!?しっかり守って食事の時間も楽しく!

最初にも話題に挙げましたが、日本の食事では問題ないとされていることが海外ではマナー違反、ときには品のない行為と感じられてしまうこともあります。
中でもアメリカでは食事のときに音を立てて食べるのは、一番避けたいことの一つ。
パスタなどの麺をすするときやスープを飲むときなど、音を立ててしまうと周りに不快感を与えてしまうので注意したいものです。
もちろん、ナイフやフォークといった食器で大きな音を出すのもNGです。
また日本では片手でお茶わんや小鉢を持って食べる場合も多いことから、ついついやってしまいがちですが、アメリカでは食器類を持ち上げて食べることは好ましく思われません。
ちゃんと食器はテーブルに置いたまま、食べ物を口に運ぶだけにしておきましょう。
他にも、食事中の人の前を遮るようにしてスパイスなどを取るのもあまり良い顔をされません。この場合は、一声かけて取ってもらうというのがマナーです。