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旅行先で押さえておきたい!ネイティブが使う英会話表現

海外旅行で現地の人と英語で話す時、言っていることが聞き取れなかった、会話の内容が理解できなかったという経験はありませんか?会話の中で省略されたり変化したりする音、ネイティブの人が日常的に使う表現などを知ることで英会話がぐっと身近になります。
ネイティブが使う英語との違いについて
リンキングや脱落などの発音上の変化や音の弱化などがある
ネイティブの人が話す英語を聞き取れない理由として、複数の単語が連結されて発音が変化したり、音が脱落したりすることが挙げられます。
例えば「~したい」といった意味の"want to"(ウォントトゥ)は"wanna"(ワナ)、「~するつもり」の"going to"(ゴーイングトゥ)は"gonna"(ガナ)と発音されます。
「~しなければならない」といった表現で使う"have got to"の"got to"は"gotta"(ガタ)と発音されます。
その他、リンキングといって単語の最後の音が次の単語の頭の音とつながって発音されることも挙げられます。
例えば"can I"(キャナイ)、"what I" (ワタイ)、"let it"(レティ)、"have a"(ハヴァ)、"in a"(インナ)などです。
また、脱落(イリジョン)といって、本来あるはずのある音が脱落して発音されないこともあります。
"at two"(アッツー)の"at"の"t"がそれにあたります。
ほかに"sit down"(スィダウン)、"get back"(ゲッバァ)などです。
"d"の場合は"good day"(グッデイ)、"good job"(グッジョブ)などが挙げられます。
聞き取りにくい発音として、"t"が"r"に近い音で発音される弾き音と呼ばれる発音の変化があります。
"water"(ワラ)、"bottle"(バルル)、"party"(パァーリィ)などです。
いずれもよく知っているフレーズですが、ネイティブの人が話すスピードの中では、聞き取れず、会話の内容が理解できなくなってしまいます。
ネイティブの英語を聞き取るためには、音の変化や省略があることを理解し、パターンを覚えておきましょう。
日本人が間違いやすい付加疑問文
付加疑問文とは、相手に「~ですよね?」というように、相手に念を押したり、確認したりするときに使われる表現です。
例えば"You’re coming to the party."「あなたはパーティに来ます」を、付加疑問文にすると"You’re coming to the party, aren't you?"「パーティに来るんだよね?」と表現します。
付加疑問文では、前の文が肯定文であれば後ろに来る動詞は否定形を合わせるのがルールです。
行ける場合、
「行けますか?行けますよね?」と質問されると、スムーズに"Yes"「はい」、"No"「いいえ(行けません。)」と答えることができます。
注意したいのは、"Don’t you think so?"「あなたはそう思いませんか?」と否定疑問文で質問されると、とっさに"Yes/No"を使い分けることができず、肯定する場合も否定する場合も「はい、そう思います」「はい、そう思いません」と、まず「はい」と日本語で考えて「Yes.」答えてしまう点でしょう。
日本語の感覚で"Yes"と答えると逆の意味で伝わります。
英語では"Yes/No"をしっかり使い分けることが大切です。
答えを間違えないコツはシンプルです。
疑問文でも付加疑問文の場合でも「質問に対して、そう思うなら返事は”Yes”、そう思わないなら”No”」と答える。
これを覚えておけば大丈夫です。
覚えて使いたい!フレーズや単語とは
ネイティブが使う英語フレーズ
単語の意味は知っているのに、ネイティブの人の会話に出てくるフレーズはよく分からないという人も少なくないでしょう。
下記にご紹介する各フレーズの(A)は学校で勉強したときに覚えることが多い表現で、(B)は、ネイティブの人がよく使うくだけた表現です。
(A)"I beg your pardon." "What did you say?"「もう一度言ってください。何ておっしゃいましたか?」
(B)"What's that?"「何だって?」
(A)"I understand."「分かりました」
(B)"I've got it."「分かった」
(A)"I’m sorry, I don’t know."「すみません。分かりません」
(B)"Beats me."「さっぱり分からないな」
(A)"How are you doing?"「こんにちは」
(B)"How’s it going?"「調子はどう?」
(A)"I’m fine, thank you."「元気です」
(B)"I’m good."「元気よ」
(A)"I'm sick."「体調が良くありません」
(B)"I'm a little under the weather."「少し気分が悪いの」
(A)"Please enjoy yourself."「楽しんでくださいね」
(B)"Have a ball."「楽しんでね」
(A)"That sounds hard."「大変そうですね」
(B)"That's crazy."「それは大変だ」
TPOによって使い分けるべきだと思いますが、旅行中、ネイティブの人と言葉を交わす中で耳にする可能性もあるので覚えておくとよいでしょう。
本当は和製英語!?ネイティブには通じない英単語

日本で英語だと思って使っている単語の中には、和製英語などもあり、海外では通じないことがあります。
いくつかご紹介しますので覚えておきましょう。
ベビーカー=stroller
パーカー=hoodie
トレーナー=sweatshirt
モーニングコール=wake-up call
サイン(署名)=signature
コンセント=outlet(アメリカ)/socket(イギリス)
ノートパソコン=laptop
アメリカンドッグ=corn dog
フライドポテト=french fries
アルバイト=part-time job
トイレ=bathroom/restroom
マンション=apartment(賃貸の集合住宅)/condominium(分譲の集合住宅)
文化的な違いを知ることで英会話をスムーズに
外国の独特な文化やマナーによるフレーズも

外国に行けば、その国の習慣やマナーなどがあります。
ことわざにもある通り、旅行中は滞在する国の文化を受け入れて慣習に倣いましょう。
日本にはない英語圏独特の文化にちなんだフレーズを2つ紹介しましょう。