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旅行先で電車を利用してみよう!駅や切符を買うシーンで役立つ英会話フレーズ

海外旅行中に移動手段として電車などを利用することには、その街で暮らす人たちのリアルな生活を感じることができるという大きな魅力があります。
また、出費も抑えることができます。
海外で電車に乗るときに役立つフレーズや乗車ルール、マナーなどをご紹介します。
駅を探して切符を買う
駅の場所や切符売り場を聞くときに役立つ英会話フレーズ
海外旅行で電車やバスといった公共交通機関を使うと、現地の人たちの日常を感じることができて旅の楽しみが増します。
実際に電車や列車を使う際に役立つフレーズをご紹介します。
電車に乗るときに覚えておきたい英会話フレーズ
駅に着いて電車や列車に乗る際に役立つフレーズを見ていきましょう。
知っておきたい世界の地下鉄
ロンドンの地下鉄は世界初

世界初の地下鉄はイギリスのロンドンで1863年に開通しました。
ロンドンの地下鉄は"the Underground"と呼ばれていますが、トンネルの形がほぼ円形であることから"the Tube"といった愛称もあります。
運賃はゾーン制で、ゾーン別で料金が決まっています。
ある目的地が位置するゾーン内であれば、どこへ行っても料金は同じです。
ただし、乗り越し精算はできません。
例えばゾーン1~2の切符でゾーン3の駅で降りると罰金です。
これは地下鉄以外の列車でも同様で、乗り越しをすると罰金を支払う必要があります。
ロンドンの地下鉄では、"Oyster Card"(オイスター・カード)といって、改札機にかざせば電車に乗れるチャージ式の電子乗車カードを提供しています。
現地の券売機以外に、旅行代理店などで購入することができるビジター用オイスター・カードがあって、このカードは日本で購入することができます。
なお、オイスター・カードを持っていても、降りる駅でチャージ不足だった場合、罰金が科せられます。
日本のように降りた駅の改札で不足分をチャージすることはできません。
ほかに、トラベルカードといって1日、または7日間有効のチケットがあります。
トラベルカードを購入するときは、行きたいゾーンを選んでからチケットを購入します。
例えば1日券でゾーンは1~6、あるいは1~4、7日券でゾーン1~5、1~2などのタイプがあり、日数やゾーンの数によって金額が変わります。
オイスター・カードやトラベルカードでバスにも乗車できます。
ニューヨークの地下鉄は料金が一律

ニューヨークの地下鉄が開通したのは1904年です。
ニューヨークの地下鉄は"Subway"と呼ばれていますが、切符は"Metro Card"(メトロカード)と言います。
ニューヨークの地下鉄は、料金が一律で、どこまで乗っても同じ料金でロンドンのように乗り越しても不正乗車に対する罰金はありません。
1回のみ乗車できる切符(=メトロカード)は"Single Ride"(シングルライド)と呼ばれています。
お金をチャージして利用するプリペイド方式のカードは"Pay per Ride Metro Card"(ペイ・パー・ライド・メトロカード)、期間内乗り放題の切符は"Unlimited Ride Metro Card"(アンリミテッド・メトロカード)と呼ばれていて7日間、30日間のタイプがあります。
どこで降りても料金が同じなので、乗車時のみ改札機にメトロカードをスライドさせればOKで、改札を出るときにメトロカードを改札機に読み込ませる必要はありません。
メトロカードでバスにも乗れますが、マンハッタンの道路は混んでいるので、地下鉄の方が便利です。
海外で電車や地下鉄を利用する際の心構えやマナー
海外ではスリに注意
海外では日本より治安が悪いところも多いため、電車の中でスリに遭う恐れもあります。
荷物には十分に注意しましょう。
人が少ない時間帯や車両を避けること
人が少ない車両に乗ると、複数の犯罪者に囲まれてひったくりに遭うことがあります。
ある程度は人が乗った車両を選ぶようにしましょう。
ただ、混んでいる電車でもスリに狙われる可能性はあります。
リュックサックなどは前に抱えて乗るようにしましょう。
ボックスシートでは通路側に座る
ボックスシートタイプの車両では奥の窓側ではなく通路側の席で、できるだけドアに近い場所を選んで座るようにしましょう。
窓側のシートに座ると通路側をふさがれてしまい、身動きが取れなくなる場合があります。
車内でスマートフォンを触らない
電車に乗るとすぐにスマートフォンを取り出す日本人は多いですが、スマートフォンに夢中になると周りの様子を観察できなくなるので危険です。
また、スマートフォン自体を狙われる可能性もあります。
カメラなどの高価な電気製品はカバンから出さないようにしましょう。
早朝や深夜は乗客が少ないので、特に注意が必要です。
知っておくべきルールやマナー
日本では、乗り越しても改札を出る前に乗り越した分の料金を精算することができます。
海外で、特に長距離列車の場合は、不正乗車と見なされて罰金を支払わなければならない場合があります。
乗り越しには罰金
欧米で長距離列車を利用する際は乗り越しに注意しましょう。
乗客は自分で正しいチケットを購入して乗車することが求められ、乗車券の検札などで乗り越しなどが見つかると罰金が科せられます。
ここが日本とは大きく違う点です。
レディーファースト
電車に乗るときや座席に座るときは、女性を優先してください。
携帯電話
車内での通話は日本ではマナー違反ですが、日本以外ではおおらかな態度で受け入れているようで、注意を受けることはありません。