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英会話上達の壁を乗り越える方法。長く続けられる環境づくりも重要

英会話の上達を目指して勉強している中で「英語を聞き取れない」「単語を覚えられない」などの壁にぶつかり、悩む人は多いかもしれません。
英会話学習はコツコツと積み重ねていくことが大切ですが、気持ちが続かなくなった場合はどうすればいいでしょう?勉強が進まないなど、英会話学習における壁の乗り越え方についてご紹介します。
英会話上達の壁と克服法
英語が聞き取れない
英会話の上達を目指して英語のCDでリスニングの練習をしたり、洋画を見たり、英会話スクールに通い始めたりしたものの、内容を聞き取れずにつまずきを感じる人も多いかもしれません。
英会話の初心者が英語を聞き取れないのは、語彙力不足と英語の音そのものに慣れていないからです。
英語では、単語と単語をつなげて発音したり、ほとんど発音されない単語があったりするので、見て分かる単語でも聞き取れない場合があります。
英語特有の音があることを理解しなければ、英語を聞き取ることは難しく「何を言っているのか分からない」ということになってしまいます。
英語を聞き取る能力を上げるためには、語彙力を付け、できるだけたくさんの英語に触れて英語の音に慣れることが大切です。
そして、耳から入ってくる音をそっくりまねてどんどん口に出して、スムーズに発話できるまで練習をしましょう。
聞き返すことができない
英会話レッスンなどで、内容が分からなくても聞き返すことができず、そのまま放置してしまうことはないでしょうか。
その状態が続くとレッスンについていけなくなり、結果として英会話学習へのモチベーションが下がる要因になっている可能性もあります。
ネイティブの話す英語が聞き取れないのは英会話の上級者にもあることで、恥ずかしいことではありません。
英語の音に慣れていない初心者であれば、なおさらです。
"Excuse me, but ~"、"I’m sorry, but ~"(すみません)の後に、下記のような表現を使い、勇気を出して聞き返してみましょう。
声が小さく聞き取ってもらえない
「英語を聞き取れない」ということ以外に、自分が言ったことに対して"Sorry?"、"Pardon?"(何て言ったの?)、"Come again?"(もう一度、言ってもらえる?)と聞き返されるのも、英会話学習の悩みの1つではないでしょうか。
相手から聞き返されると「自分の話す英語が間違っているのかな?」と、多くの人が自信をなくしてしまいます。
発音や単語、文法などに間違いがあり、相手に言いたいことが伝わっていない場合もあります。
"Sorry?"、"Pardon?"と聞き返されたら、「意味が分かりません。正しい英語を話してください」ではなく、「声が小さくて聞こえませんでした。もう一度お願いします」という意味で捉えてみましょう。
日本語で会話していても、相手の声が小さいと「え、何て言ったの?」と聞き返すことがありますが、それと同じです。
ポジティブにとらえることで気持ちが楽になり、声が出るようになります。
自信がなくなると声が小さくなり、ますます聞き返される場面が増えていきます。
英会話では、間違いを恐れず、相手に届くようにしっかりと声を出すことを心掛けましょう。
単語を覚えることができない

「英語を聞き取れない」、そして「英語を話すときに自信が持てずに声が小さくなる」というのは、単語を覚えていない、つまり英語学習の基礎である語彙(ごい)力が不足していることも理由として挙げられます。
単語が分からなければ、耳から入ってくる英語を理解することはできませんし、伝えたいことを言い表すこともできません。
単語を覚えて英語の基礎をしっかりと固めましょう。
しかし、一度に多くの単語を覚えるのは大変で、モチベーションが続かなくなる場合があります。
英会話学習は少しずつでも長く続けていくことが肝心なので、途中で息切れしないように、学習計画を立てることが大事です。
例えば「2か月で単語帳を3周する」という学習計画を立てたとしましょう。
1周目では、英語を見て日本語で意味を確認し、次に、日本語を見て英語で言う。
2周目では、覚えた単語を書いて、3周目では、覚えれなかった単語を重点的に復習する。
その他にも様々な方法がありますが、学習に当てることのできる時間は個人差があります。
自身の生活スタイルに合わせた、無理のない学習計画を立てましょう。
関連記事: 英語が上達する単語の覚え方って?
環境作りも上達の壁を乗り越える有力な方法
英語仲間を見つける
単語を覚えるのと並行して、英語を使う環境作りをしましょう。
英会話学習では、地道に勉強の時間を積み重ねていくことが大切ですが、覚えた単語などを使う場所、つまり英語を話す機会がないと英会話力を伸ばしていくことはできません。
また、覚えた単語は実際に使うことで自分の力として定着していきます。
英語を話す機会を増やすため、英会話スクールでのレッスンのほか、外国人の友達や英会話学習の仲間を作ってみましょう。
ネイティブの友達や一緒に英会話を勉強する仲間がいれば、英語に触れる時間が多くなり、モチベーションアップにもつながります。
英会話の仲間を見つけるには、各地で開催されている国際交流のイベントに参加するのがオススメです。
その地域に住む外国人や留学生などが参加し、コミュニケーションを楽しんでいます。
英会話の初心者向けに、英会話レッスンを実施しているイベントもあります。
国際交流を紹介するウェブサイトがあるので、まずは情報収集をしてみましょう。
英語を目にする機会を増やして慣れる

毎日、勉強を続けることは大切ですが「机に向かう気がしない」という場合は身の回りのものを英語表記にすることで、わざわざ机に向かわなくても英語に接して英語学習につなげることが可能です。
普段の生活でパソコンやスマホをよく見るのなら、言語設定を英語に変えるのがオススメです。
パソコンやスマホの多くは、OSの設定で言語設定を英語に切り替えられるようになっています。
操作に必要な画面を英語で表示させることで、端末の操作を通じて常に英語に接することができます。
パソコンやスマホを英語モードにする利点は、メニューに表示された英語の意味を完璧に理解できなくても、たいていの操作ができるという点です。
英語の意味を確認し、まずは特定の表現とその使われ方を頻繁に目にする。
そうすることでしっかりと記憶に定着します。
毎日の暮らしで英語を見聞きする機会を増やしていき、英語に親しみ語彙を増やしていきましょう。