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英語のクリスマスメッセージを恋人や家族、子どもに送るときの例文15選

クリスマスカードは、日本の年賀状と同様、季節の"greeting card"(あいさつ状)です。
キリストの誕生を祝い、クリスマスにちなんだ美しい絵柄のカードに、メッセージを添えて親しい人に送る風習は、欧米のクリスマスシーズンの風物詩と言えるでしょう。
18世紀末ごろからイギリスで手作りのカードを送り合う風習があったと言われ、1840年代に文字と絵を印刷した本格的なクリスマスカードが作られ、各国に広まったそうです。
年賀状は1月1日に届くよう12月中旬~下旬に郵送しますが、クリスマスカードはキリスト教の教会暦にある待降節(たいこうせつ)に送るのが良いとされています。
待降節とはクリスマスに向けて準備をする期間のことで、クリスマス(12月25日)の4つ前の日曜日からクリスマス・イヴまでの約4週間のことです。
この間に次々届く華やかなカードは家の棚などに飾られ、クリスマスムードの盛り上げに一役買っているそうです。
今回はそんなクリスマスカードにおすすめの英語メッセージ例文を中心に紹介します。
恋人に送るクリスマスメッセージ集
恋人へは甘い呼びかけで親密度をアップ!

海外の映画やドラマを見ていると、"baby"や"honey"をはじめ、恋人に呼びかける特別な英単語がよく出てきますよね。
クリスマスメッセージにもそんな呼びかけの言葉を添えれば、愛しい気持ちがさらに伝わるに違いありません。
メッセージの例文の前にチェックしてみましょう。
<恋人や家族への呼びかけ方いろいろ>
・darling 定番表現。恋人同士、夫婦間の呼びかけに使います。少しクラシックな感じがします。
・love 愛情を注いでいる相手ですから、自分の子どもに対しても使います。
・honey これも定番。最近では、男女両方に使います。
・sweetie これも恋人同士、夫婦間で使います。相手を大切に思い、いつくしむニュアンスがあります。
・baby 今では、男女ともに使います。
・princess 女性を特別な気分にさせたいときに使うといいかもしれません。
・prince 男性に対して、princessと同じ使い方です。
・angel 恋人だけでなく、いとしい子どもたちへの呼びかけにも使います。
上記の英単語の前に"my"をつけて、"my ○○"(私の○○)と呼びかけても、私の恋人と主張しているようで、甘い雰囲気が増しそうです。
ほかにも、"the only one I love"(私の愛する唯一の人)や"○○ of my heart"(私の心の○○)なども、相手が自分にとって特別な存在であることや相手を愛する気持ちがあふれていますね。
恋人に送るクリスマスメッセージ例文
大人しくてシャイな人が多い日本とは異なり、欧米では恋人に対する愛情をとても豊かに、そしてストレートに表現していることが多いように思えます。
日本語なら照れてしまいそうな飛び切りロマンチックなフレーズも、英語なら素直に伝えられそうです。
"darling"や"honey"といった前述の恋人への呼びかけも、どんどん使ってみてください。
<メッセージ例文>
家族に送るクリスマメッセージ集
親に送るクリスマスメッセージ例文

親は子どもにとって無償の愛を持って育ててくれるありがたい存在です。
けれども、身近すぎるゆえに恥ずかしくて、感謝の気持ちがなかなか伝えられない人が、大勢いるのではないでしょうか。
クリスマスカードはそんな時にも大いに役立つはず。
日ごろはなかなか言えない「ありがとう」の気持ちを、メッセージで伝えてみてはいかがでしょうか。
親の健康に気遣うメッセージも良さそうですよね。
親と離れて暮らしている人は、帰省の知らせにも利用できそうです。
<メッセージ例文>
子どもに送るクリスマスメッセージ例文
子どもたちには、恋人同様に愛情をいっぱい伝えたいですよね。
恋人を呼びかける時に良く使われている英単語は、子どもたちを呼びかけるときにもぴったりです。
夫婦で呼びかけるときには、"my 〇〇"(私の〇〇)ではなく、"our ○○"(私たちの○○)を使ってみてください。
また、小さな子どもたちには、サンタさんからのメッセージということにしても、大喜びするのではないでしょうか。
<メッセージ例文>
新年のあいさつも兼ねたクリスマメッセージ集
クリスマスと新年のあいさつを加えた例文
クリスマスシーズンが終われば、すぐに新年を迎えます。
クリスマスカードには、クリスマスを祝う言葉だけでなく、新年のあいさつも書き加えることがあります。
新しい年になるにあたり、相手への祝福の気持ちを書き添えれば、恋人や家族、友達との絆が深まりそうです。
<メッセージ例文>
クリスマスメッセージを書くときの注意点
相手の宗教がわからないときは"Merry Christmas"は避ける
年賀状は喪中の人に送ってはいけないというように、クリスマスカードにも注意しないといけなことがあります。
古くからさまざまな神様を受け入れ共存している日本では、クリスマスには教会へ行き、正月には神社やお寺へお参りに行くのも抵抗はありません。
クリスマスのお祝いの言葉も、"Merry Christmas"が定番です。
しかし、クリスマスは本来キリストの生誕のお祝いを意味していますので、キリスト教徒以外の人、信仰している宗教が分からない人には、宗教色が出ないように気をつけましょう。
なお、クリスマスカードは喪中に関係なく送ることができますが、相手の気持ちを思いやって、華やかなカードは避けた方が良いでしょう。
相手の宗教がわからないときのメッセージ例文
では、どのようなメッセージにしたらよいのでしょうか?
メッセージでは、時候のあいさつやホリデーシーズンについて書くことが多いようです。
時候のあいさつなら、"Season's Greetings"(季節のごあいさつ)や"Happy New Year"(新年のお祝い)などでしょう。
ホリデーシーズンについてなら、素敵な休暇が過ごせるよう願う"Happy holidays!"(幸せな休日を!)などがよく使われます。
カードのデザインも、クリスマスツリーやサンタ、十字架、教会など、キリスト教を思わせるものは避け、雪や花など宗教色を感じさせないものを選んだ方が無難です。
<メッセージ例文>