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運動会や体育祭を留学生と一緒に楽しむための英会話フレーズ

春や秋になると、日本全国のあちこちで行われる運動会や体育祭。
特に学校では毎年、大いに盛り上がっているのではないでしょうか。
日本人には恒例の行事ですが、近代日本で独特に発展してきたため、詳しくは知らないという外国人も多いようです。
玉入れや綱引き、騎馬戦といった運動会でおなじみの競技は、英語で何と言えば良いのでしょうか?
組体操や応援合戦なども、説明をしたいですよね。
今回は、「運動会って何ですか?」と聞かれたときに、どのようにして始まったか、どんな行事なのか、どんなところが魅力かを伝えるための英語表現をご紹介します。
運動会や体育祭は日本の独特な文化
日本の運動会の起源は?

運動会とは、学校や職場、地域などで大勢が集まり、プログラムに沿ってさまざまな競争や、グループで息のあった体操やダンスなどを行う体育行事です。
日本人にとっては、お祭りのような1日ですよね。
日本では、江戸時代に寺子屋で運動会と遠足を足したような校外学習があったそうです。
日本初の運動会とされるのは諸説あり、1868年に横須賀製鉄所で日本人の技術者や職工とフランス人が行ったもの、1874年に東京築地にあった海軍兵学寮で、同学校のイギリス人教官の指導によって開催されたものなどがあります。
以降、札幌農学校や東京大学で開催されるなど高等教育機関にも広まり、初代文部大臣の森有礼が運動会を奨励したことで、全国の小中学校に普及していきました。
運動会の競技種目の始まりは?
1874年に海軍兵学寮で開催された運動会では、150ヤード競争や走り高跳び、ボール投げなどの競技が行われました。
運動会を広めた森有礼は、体育による集団訓練を重視し、兵式体操や綱引き、旗取りといった訓練的な種目を取り入れました。
大正時代には、騎馬戦や遊戯など娯楽的な種目が多くなりましたが、戦争中は、再び集団訓練的な色彩が強くなります。
戦後、運動会はレクリエーション的な学校行事となり、今では徒競走やリレーなどの陸上競技から、騎馬戦や玉入れ、応援合戦のような楽しい競技、組体操やダンスといったみんなで力を合わせて行う演技まで、さまざまな種目が行われています。
運動会の競技種目の独自性やバラエティーの豊かさは、近代の日本の歴史や風習などから培われたようですね。
運動会や体育祭を英語で説明してみよう
運動会や体育祭を英語で言うと?
運動会や体育祭は英語で"sports day"や"sporting event"と言います。
まずは簡単な歴史について、英語で説明していきましょう。
運動会や体育祭の説明
次に、現在学校で行われている運動会や体育祭について紹介しましょう。
英語では下記のように説明してみてはいかがでしょうか。
競技種目や応援合戦を、英語で詳しく解説
競技に関する英単語と英語フレーズ

運動会には陸上競技からレクリエーション的な対戦まで、さまざまな競技種目があります。
どんなものがあるか、代表的な種目を紹介します。
・sprint/dash:徒競走・かけっこ
・relay:リレー・リレー走
・three-legged race:二人三脚
・tug of war/tug-of-war/rope pulling:綱引き
・beanbag toss/basketball game:玉入れ
・mock cavalry battle:騎馬戦
運動会ならではの競技は、下記のように説明を添えると、理解してもらいやすいでしょう。
競技種目ではありませんが、成果の発表の場である運動会では、下記の種目もよく行われています。
あわせて覚えておくと良さそうです。
・group gymnastics/gymnastic formation:組体操・dance:ダンス
・mass games/mass gymnastics:マスゲーム
ランチタイムや応援合戦を説明する英文
運動会といえば、競技や組体操など以外にも、家族や友達と食べるお弁当や応援合戦も楽しみですよね。
英語でも説明をしてみましょう。