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英語で新年のあいさつをしよう!ビジネスシーンで使えるメールや英会話例文16選

新年のあいさつは、ビジネスシーンにおいても重要です。
とくに相手が外国人の場合、英語であいさつをすることが多いので、相手の宗教や慣習などにも気を使いたいもの。
日本と同じ感覚であいさつをすると、場合によっては相手を怒らせてしまうかもしれません。
また、家族や友人への新年のあいさつとは異なり、休業日や緊急連絡先などを伝えるのも、ビジネスシーンではよくあるのではないでしょうか。
今回はビジネスシーンで使える新年のあいさつをご紹介します。
定番の新年のあいさつを英語で言ってみよう
「あけましておめでとうございます」を英語で言うと?

新年によく使われるあいさつの一部をご紹介します。
<例文>
ビジネス関係者に英語メールであいさつをする
英文ビジネスメールを書くコツ
英文のビジネスメールで最も重視されるのは、簡潔かつ明確に用件を伝えることです。
新年のあいさつのメッセージを送る場合も、できるだけシンプルな文章で伝えることがポイントです。
あいまいな表現や長々と書くことを避け、単語も簡単なものを選ぶと良いでしょう。
さらに、相手が読みやすいように、レイアウトに配慮することも大切です。
文末や文章の句切りが良いところで、適度に改行をしましょう。
昨年の感謝を英語で伝える
仕事の取引先やパートナーには、日本語の「旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」のように、英語で一年間のお礼を伝えたいですよね。
英語でお礼を伝えるときは、"thank"や"appreciate"の動詞がよく使用されます。
実はこの2つには少し違いがあって、"thank"は人に対して、"appreciate"は行為に対しての感謝になります。
ゆえに、「~に御礼申し上げます」という日本語を英語で言う場合は、"Thank 人 for 行為."または"I appreciate 行為."という構文になります。
"Thank you."と言っても、"I appreciate you."とは言わないので注意しましょう。
なお、"appreciate"の方が丁寧な表現です。
TPOや相手への親しさ、感謝の度合いなどによっても使い分けてみましょう。
<例文>
取引先などに事前に正月休みも伝えておきましょう
正月休み中に届いたメールに対して、自動返信メールを設定することもあるかと思います。
その場合、仕事始めの日を伝えておけば、取引先に迷惑をかけることがないでしょう。
メールの確認や返信の時期についても、書き添えておくと親切です。
職種や仕事内容によっては、相手に緊急時の連絡先を伝えておいた方がよいかもしれません。
ビジネスシーンでは、迷惑や不便をかけることに対して"our apologies for ~"がしばしば用いられます。
ひとこと書き添えれば、お詫びの気持ちが伝えられます。
<例文>
相手に直接あいさつをする
「今年もよろしくお願いします」を英語で言うと?
日本では「あけましておめでとうございます」の新年のあいさつの後に、「今年もよろしくお願いします」と続けます。
「あけましておめでとうございます」は英語で"Happy New Year."ですが、「今年もよろしくお願いします」のフレーズにぴったりとあてはまる英語表現はありません。
"Happy New Year."の表現の後には、"I look forward to ~ing"の英語フレーズを使って、相手に一緒に仕事をできることを楽しみしていると伝えたり、"Let's ~."の構文を用いて、新年は互いにこんな年にしたいと抱負を言ってみてはいかがでしょうか。
<例文>
年賀状やカードであいさつをする
"wish" "hope" "may"を使おう!
年賀状やカードでは、「~のご挨拶を申し上げます」にあたる、"~ greetings"をよく使います。
新年のあいさつでは、"~"に"New Year's"(新年)や"Season's"(季節)を入れると良いでしょう。
また、"wish""hope""may"などの英単語を使って、「~になるようお祈り申し上げます」「~になりますように」といった英文もよく用いられます。
特に、"Best wishes for ~." "I hope [wish] ~."の英文フレーズは、よく使うのでそのまま覚えておくと便利です。
これらは年末に送るあいさつメールや、直接会うのが最後になりそうな年末のあいさつでも使うことができます。
<例文>
新年のあいさつで気をつけること
正月は1月1日から始まるとは限らない!?

ほとんどの日本人は、正月はといえば1月1日から始まると思っているのではないでしょうか。
例えば中国や台湾、香港、中国系人口が多いシンガポールやベトナムなどでは、新年を祝う正月は旧暦(旧正月)で行われます。
日本より約1か月遅い旧正月に、正月休みとして帰省したりします。
ほかにも、タイのように4月に実質的な正月を祝う国もあります。
そのため、上記で挙げた国の取引先などに対して宗教や慣習を考慮しないで1月に新年の挨拶をすると、相手に違和感を与えるかもしれません。
ビジネスシーンで新年のあいさつをする場合は、相手の宗教や慣習を考慮して、適切な時期に適切なあいさつを行うように心がけましょう。