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ひとりで海外旅行へ行く時に必要な英会話レベルって?

日本を飛び出して、新しい世界に出会う海外旅行。
恋人や仲のいい友達と行くのも楽しいですが、ひとり旅もオススメです。
自分ひとりで、行きたい場所でしたいことも全部楽しめるひとり旅。
買い物をしたり、観光をしたり、時にはバーで現地の人と話を楽しんだり。
少しだけでも英語が話せれば、そんなひとり旅はぐっと魅力を増します。
ひとり旅を楽しむためには、どれくらいの英会話レベルが必要なのでしょうか。
今回の記事では、旅のスタイルごとに、必要な英会話レベルを解説します。
ぜひ、次の旅の参考にしてみてください。
パッケージツアーの場合は、基本的な英単語を知っているレベルで大丈夫!?
日本語ガイドツアーなら英語に自信がなくても安心

ひとりで海外旅行しようと思うと、多少の英語は必要になります。
例えば "Where is ○○?"や "Which bus goes to ××?"など、簡単な英語ができると、旅の難易度はぐっと下がります。
ですが、英語ができなければ一人旅できない、ということでもありません。
例えば、パッケージツアーを利用するという方法があります。
ホテルや航空券の手配をしてくれる他、ガイド付きツアーもあります。
あるいは、現地で日本語ガイド付きのツアーに申し込むことも可能です。
日本語ガイドがいるツアーの場合、現地でのやり取りや説明はガイドさんがしてくれるので、英語力に自信がなくても安心して観光を楽しむことができます。
単語を覚えるだけで楽しさ倍増
英会話ができなくても旅を楽しむことはできますが、少しだけでも自分でコミュニケーションが取れれば、その楽しさはさらに倍増します。
お土産物屋さんで買い物や、レストランで食事をするくらいであれば、難しい英語を使わなくても伝わることがほとんどです。
いくつかの単語しか言えなかったとしても意図はどうにかわりますし、なんとかコミュニケーションを取ることができます。
お土産物屋さんなら、欲しい物を指さし、"This"と伝えるだけでほぼ購入できますが、"I want to see this."(商品を見てみたい)など、少し単語を知っているだけでより具体的に意図を伝えることができます。
また、文ではなく"cute"(かわいい)とか、"cool"(かっこいい)など感想を単語で伝えるだけでも喜ばれるでしょう。
基本的な構文がわかれば、海外をより楽しめる
英語の基本は「主語+動詞+目的語」
例:"I like orange juice."
あるいは「主語+動詞+補語」
例:"I am thirsty."
疑問文の場合は、be動詞の場合は主語と動詞を入れ替えます。
また一般動詞の場合は、文頭に“do”やdoes”を付けます。
例:Are you thirsty?
例:Do you like orange juice?
このほか、 Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)などを使います。
例:Where are you from?
旅先での簡単な英会話なら、それ以上の難しい構文などを使わなくても、十分伝わるでしょう。
この基本の文法に当てはめることができれば、単語と指さしよりも、ずっと多くのことを伝えることができます。
"I want to go shopping."(私は買い物へ行きたいです)という希望を伝えたり、"What do you recommend?"(おすすめは何ですか?)といった質問をしたりすることもできます。
基本的なコミュニケーションに難しい構文は必要ありません。
勇気を出してどんどん話しかけてみてください。
個人手配旅行の場合は、基本的な構文や英単語、フレーズは知っているレベルで!
基本的な文法・単語が理解できていれば個人旅行は可能

飛行機やホテル、観光を自分で手配する場合、パッケージツアーを利用するよりも、もう少し英語でのコミュニケーションが必要になります。
とはいえ、旅ではそこまで難しい英会話は必要ありません。
旅行中の英会話の機会としては、ホテルでの対応やレストランでの食事、買い物、目的地への移動などでしょう。
これらの場面では、自分の希望をシンプルな構文と単語で伝えることができれば、複雑な文を使えくても、特に問題なく進むでしょう。
というのも、これらの場面で出会う相手はプロの人たち。
普段から観光客相手に仕事をしています。
そのため、完璧でない英語に慣れていますし、何を聞かれるのか何となく予測がついていることが多いからです。
旅行で使える単語やフレーズをピックアップしておこう
語彙量が少なくても通じることが多いとは言っても、やはり基本的な単語は知っておいた方がよりスムーズです。
旅行中に必要になる単語は多くありません。
ホテルや買い物・食事で使う単語はある程度予測することができます。
できれば、旅行に行く前に、現地で使いそうな単語をピックアップしておきましょう。
例えば、レストランでよく使う単語として、次のような単語を覚えておくと便利です。
delicious:とてもおいしい
bill/check:勘定書、伝票
買い物では、次のような単語を知っていると便利です。
discount:割引
try on:試着する
ホテルで使う単語は、次のようなものがあります。
reservation/booking:予約
sign:サイン(署名)する
暗記していくことができればもちろん素晴らしいのですが、難しければ、シーン別に単語帳にまとめておくだけでも、いざという時とても役に立ちます。
ホームステイやファームステイなどをする場合は、意思を伝えることのできる英会話レベルが必要!
ホームステイ中、難しいことをいう必要はない!?
観光地や有名なレストランを回る旅から一歩進んで、ホームステイやファームステイをするという選択肢もあります。
地元の人たちの生活に触れることで、その国の文化をより深く理解することができます。
何も言わなくてもサービスが行き届いたホテルと違い、生活する上でもう少し英語が必要になります。
とはいえ、何度も言うように基本の構文さえ押さえておけば、かなり多くのことを伝えることができます。
不安に思うよりも、とにかく話すことの方がずっと重要なのです。
ホームステイだからといって身構える必要はありません。
自分が伝えたいことをしっかりと伝えて、相手の言うことを注意深く聞くことができれば、簡単な英語でも十分にコミュニケーションと生活を楽しむことができます。
自分の希望をしっかり伝える単語力を
ホームステイやファームステイの場合、ホテルやレストランで受けるサービスのようにはいかないこともあります。
自分のしてほしいことや伝えたいことは、自分のニーズを英語で話す必要があります。
また、希望を伝えるためには単語力が必要です。
英語で何というかわからなければ、相手に伝えることは難しいです。
海外での生活でしたいことや見たいものなど、体験したい内容をイメージして、使いそうな英単語は事前にピックアップしてまとめておくことがおすすめです。
例えば、生活する上で次のような単語を知っていると便利です。
●家事
cook:料理する
vacuum (cleaner):掃除機
●日用品・家具
shower gel/body wash:ボディーソープ
air conditioner:エアコン
覚えきれない部分もあると思うので、全部を覚えようとするよりも、いざという時にさっと確認できるメモにまとめておく方が役に立ちます。
少し複雑な構文が使えれば、伝えられるニュアンスがぐっと増える
基本的な構文が理解できていれば、生活するうえで必要最低限の内容は伝わります。
その上で、さらに複雑なことを伝えたいと思った場合、もう一歩進んだ英語表現が必要になることもあります。
例えば、学校で習った関係代名詞。
"I want to try some traditional food (that) you recommend."(おすすめの伝統料理を食べてみたいです)など、関係代名詞を使えば、スッキリした大人っぽい英語で希望や情報を伝えることができます。
そのため、旅行前に余裕があれば、旅行に向けて少しでも英語を勉強しておくことをオススメします。
移動中などの時間を利用して英語の動画を見たり、英語でニュースを読んだりすると、単語力や文法力の向上につながります。