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業界別!打ち合わせ頻出の英語フレーズと略語~WEB制作編~

オンラインショップを立ち上げて商品を販売したり、自社サービスを多くの人に知ってもらうためのツールとしてインターネット広告を活用したり。
今や、ビジネスの世界はもちろん、その商品やサービスを使う私たちにとって、WEBサイトは欠かせない存在となりました。
それに伴い、WEBデザイナーやプログラマーといったIT関連企業だけでなく、一般企業に勤めている方も、広報などの担当になってWEB制作の現場に携わる機会が増えています。
そこで重要になってくるのが、WEB制作担当者とのスムーズな意思疎通や、打ち合わせ!
ですが、他の業界と比較しても、“UI”や“PV”などの専門用語が頻繁に飛び出すWEB制作の現場。
「このUIの意図ですが…」「PVの減少が見られ…」といったナゾの単語やカタカナが飛び出し、戸惑ってしまった経験がある方も多いのでは。
そこで、WEB制作の現場でよく耳にする、英語のフレーズや略語の意味をご紹介します。
アルファベット2文字の用語が多いですが、略語を構成する単語を覚えておくことで意味を理解しやすくなりますよ!
現場で飛び交う略語も、本来の意味と単語を学べば理解もスムーズ!
UXとUIの違いを理解しておけば、打ち合わせも乗り切れる!?

まずは“UX (user experience)”についてご紹介。
ECCフォリラン!のデザイン制作現場でも、実はしきりに登場していた略語UXとは、ユーザーが商品やサービスを通して得られる「経験・体験」のこと。
WEBサイトにおいては、導線が分かりやすくスムーズに欲しい情報へたどり着けることや、フォント選びが適切でテキストが読みやすいなどの結果、ユーザーが満足したというのも一つのUXです。
これは、多くの人に利用されるWEBサイトを作る上で欠かせない概念の一つといえるでしょう。
そしてUXと共に使われることの多い略語“UI(user interface)”は、直訳するならば、「人と物が直接触れる部分」のこと。
WEBサイトにおいては、ボタンやアイコン、フォント、画像など、目に見える部分すべてがUIになります。
仮に美しいUIをデザインしても、導線が難しい、小さすぎて選択しにくいなど、使い勝手が悪ければUXを満たすことは叶いません。
ですが、UXを向上させるには優れたUIが必要不可欠であり、そこがWEB制作者にとっての腕の見せ所になるのです。
スマートフォンが普及しはじめてから、UXやUIが重要視されるようになりました。
それは「使いやすさ・使い心地」という経験が、自分の手のひらの上でよりダイレクトに感じられるようになったからかもしれません。
PV、UU 、CVなど…SEO界隈は2文字ばかりでややこしい!!

WEB制作の現場で次によく使われるのが、“SEO(Search Engine Optimization)”と呼ばれる「検索エンジン最適化」に関する用語です。
これは、GoogleやYahoo!などの検索結果で、上位に自らのサイトを表示させるための施策のこと。
上位に表示されればされるほどクリックされる率は高まり、多くのユーザーをサイトに呼び寄せることが可能になります。
そんなSEOに関する打ち合わせの中で頻繁に登場するのがPV、UU、CVといった2文字の略語たち。
それぞれの意味をしっかりと理解し、WEB担当者から送られてくるアクセス解析レポートも、サクッと理解できるようになりましょう。
PV(page view)
WEBサイト内の特定のページが閲覧された「のべ回数」のこと。
ブラウザでそのページが1回表示されたら1PVとカウントし、1人の人が3回閲覧した場合は3PVとなります。
UU(unique user)
特定の集計期間内にWEBサイトを閲覧した「合計人数」のこと。
期間内に1人の人が3回サイトを訪れても、1UUとカウントされます。
ちなみに“unique”を日本語に訳すと「唯一の」という意味です。
PVとUUは混合しやすいので、日本語訳を頭に入れておきましょう。
CV(conversion)
そのWEBサイトの目標のこと。例えば、オンラインショップなら商品の購入やメルマガ登録、サービスなら資料請求など、さまざまな目標(利益)が想定されますので、打ち合わせで決定しておきましょう。
“conversion”を日本語に訳すと「転換」。つまり、サイト訪問者がお客さんに「転換した」と考えれば理解しやすいですね。
広告掲載で収入を得ているWEBメディアなどは、ページが多く表示されるほど広告も見られるため、PVやUUの増加がCVになります。
しかし、商品を売りたいWEBサイトにおいて、PVやUUが増えても商品が売れていない場合は、残念ながらCVは達成できていない、ということになります。
略語以外のWEB用語もまとめて解説!カタカナ英語にご注意を
イニシャルコスト、ペルソナ、ローンチ…その他WEBの打ち合わせ頻出用語はコレ!

WEB制作の現場だけでなく、ビジネスのあらゆるシーンで独特の英語が登場します。
WEB制作現場の打ち合わせでよく使われる英語をピックアップしてご紹介します。
イニシャルコスト(initial costs)
デザインや商品撮影、システム開発など、WEBサイトを立ち上げる際に必要となる初期費用のこと。
“initial”は日本語に訳すと「初めの、頭文字」となります。
ランニングコスト(running costs)
毎月のコンテンツ制作や新商品追加など、WEBサイトが立ち上がった後で必要になる運用費のこと。
ただし、この言葉は英語だと若干意味合いが異なることにご注意を!
運用費を英語で正しく言うと”operating cost”となります。
“running cost”は車の維持費を意味します。
ペルソナ(persona)
企業側が設定する、自社商品やサービスを利用するであろうユーザー層のこと。
日本語に訳すと「登場人物」。
ローンチ(launch)
新たに制作したWEBサイトを公開すること。
日本語に訳すと「(船を)進水させる、送り出す」。
公開と航海をかけて名付けられたのかもしれませんね。