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「ハグ」の仕方を知って外国人と自然なコミュニケーションをとろう!

握手など、言葉を使わないコミュニケーションの一つとして、欧米では当たり前のあいさつ「ハグ」。
日本の習慣にはないため、「こちらからハグするタイミングがわからない」「ハグってルールがあるの?」と疑問に思うことも多いかもしれません。
また、外国人からのあいさつとしていきなり「ハグ」され、思わず反射的に「ハグ」で返したけれど、どうもぎこちなくて、気まずいことに…。
なんて経験はありませんか?
そこで今回は、海外では当たり前かつ、大事なあいさつの「ハグ」についてご紹介します!
自然でスムーズな「ハグ」ができるよう、ぜひ、チェックしてみてください。
欧米ではポピュラーな全身を使ったコミュニケーションが「ハグ」!
日本と海外のあいさつの違いを考える

日本でのあいさつといえば、すぐに「お辞儀」が思い浮かびます。
「握手」をするときもありますが、どちらかというと少ない部類に入るでしょう。
ましてや「ハグ」となると、もっと少ないかもしれません。
一方、欧米では「握手」や「ハグ」、「ハイタッチ」など、体を使ったコミュニケーションが基本です。
これは喜びや悲しみなど、いろいろな感情を体を使って表現する、いわゆるボディーランゲージが浸透したお国柄だからかもしれませんね。
ただ「ハグ」については、いつどんな風に発生し、浸透したのかは諸説あり、明確には分かっていないそうです。
また、日本における「お辞儀」と「握手」については、お隣の国・中国から伝わったとされ、はるか昔からあったようです。
しかし、なぜか「お辞儀」だけが日本のあいさつとして浸透していき、「握手」は欧米文化を取り入れ始めた明治以降に意識されるようになったといわれています。
可能性としては、「握手」のようなボディーランゲージは、間(ま)や雰囲気を察することを大切にする日本には、あまりなじまなかったのかもしれませんね。
とはいえ、海外に行ったときや外国人と接するとき、「ハグ」なしで、あいさつを済ませることは難しいもの。
しっかりとその方法を理解して、自然なコミュニケーションができるようにしておきたいものですね!
「ハグ」の仕方を理解して自然なコミュニケーションを!
覚えて安心!基本の「ハグ」の仕方をレクチャー

では早速、実践へ!
基本の「ハグ」の仕方を順序立ててご紹介しましょう。
手順1=まずはアイコンタクトが大事!
最初はお互い目と目を合わせて、しっかりとアイコンタクトを取りましょう。
目を見ることは、相手の警戒心を解いて、安心感に変えていきます。
手順2=タイミングを合わせ、やさしく抱きしめよう
アイコンタクトにより「ハグ」をスタートするタイミングが計れたら、あとは両手を広げてから、包みこむように、やさしく抱きしめるようにすれば「ハグ」は完了!
両手を広げることで、「ハグ」のタイミングをつくりだすこともできますよ。
「ハグ」する時間は1.5秒程度で良いでしょう。
ここで少し注意したいのは、腕のまわし方と位置。
実は、友達と恋人でハグの仕方は少し異なるので、使い分ける必要があるのです。
正面を向き合った状態で、友達同士の場合は肩から腕をまわし背中を軽く叩くように、恋人同士の場合は、正面から向き合った状態というのは同じですが、腕は少し下の腰から背中あたりにまわすようにしましょう!
友達でも恋人でも、「ハグ」の時はしっかりと相手を思い、気持ちを込めて行いましょう。
インターネット時代の新スタイル!言葉でも「ハグ」ができる!?
会えないときに使えるチャットでの「ハグ」表現

最後に、インターネットが普及した、現代ならではの新しい「ハグ」の形をご紹介。
これはメールやチャットなどでのやりとりに使われるもので、実際に対面でする「ハグ」を文字で表現したもの。
外国人とメールやチャットを交わしたことがある人なら見たことがあるかもしれませんが、使われているのは"xoxo"。
これは"hugs & kisses"を表します。
"x"はキスを表し、諸説ありますが"x"をキリスト教の十字架に見立て、誓いの証しとしてよく行われる十字架へのキスを表現。
"o"は2人が抱きしめあっているところを上から見た姿に似ていることからつくられたネットスラングといわれています。
使い方としては、文頭のあいさつや文末などの後に"xoxo"をつけるだけと、非常に簡単で使いやすさも抜群!
"xoxo"と共にハートマークを表す"<3"を使えば、さらに親愛の気持ちを伝えるときに効果的です。
とはいえ、友達や恋人に対して使うのはOKですが、ビジネスメールで使うのは、もちろんNGです。
例えば、あいさつのはじまりとして"Good morning! xoxo"。
文章の最後に"See you later, xoxo"。
ラストの言葉に"I'm looking forward to seeing you again. xoxo"など、いろいろ使えるので便利です。