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英語で「1億」って何て言うの?小数や分数は?いまさら聞けない数字の英語表現

日常生活において数字は、雑誌や書籍、映像、お店のレシート、町の看板など、至るところで見かけます。
では、使われているいろいろな数字を英語で言うことができますか?
例えば、10の位や100の位は簡単だけど、1,000や10,000の位になるとちょっとあやふや…。
またⅠやⅡなどのローマ数字なども、10の位までは見たことがあるけれど、それ以上はあまり知らないかも…という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、数字にまつわるいろいろな英語表現を集めてみました。
知らなかった、あいまいだった表現を、この機会にぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。
英語での数字の読み方には、決まったルールあり!
桁数が増えても大丈夫。数字、ローマ数字の基本って?

では、早速問題です。
「1,245」、「5,255,709」、「333,088,964,732」は英語でどう表現するでしょうか?
それぞれ英語では、
1,245="one thousand(,) two hundred (and) forty-five"
5,255,709="five million(,) two hundred fifty-five thousand(,) seven hundred and nine"
333,088,964,732="three hundred thirty-three billion(,) eighty-eight million(,) nine hundred sixty-four thousand(,) seven hundred (and) thirty-two"
となります。
こんな風に数字を並べられて「はい、読んでください」というのは、少し戸惑ってしまいますね。
でも実は、英語では数字を読む際、一定のルールがあります。
それほど難しいことではないので、しっかりマスターすれば、上記のように桁数がいくら多くても心配は不要。
間違えることなく言うことができるでしょう。
英語では数字を読む際に、3桁ごとに区切って、3桁単位で左から順に読んでいくというのが、一番分かりやすいルール。
とその前に、単位表記の例を示しておきましょう。
100の位の区切り="x hundred"
1,000の位の区切り="x thousand"
100,000の位の区切り=“x hundred thousand”
100,000,000の位の区切り=“x hundred million”
1,000,000,000の位の区切り= “x billion”
さらに下記のようなどちらでも表現できる場合
1百="one hundred"、または"a hundred"
1千="one thousand"、または"a thousand"
100万="one million"、または"a million"
1億="one hundred million"、または"a hundred million"
また「507」のように真ん中に「0」が付く場合は、
507="five hundred seven"、または"five hundred and seven"と真ん中の0の部分を"and"で表現します。
単位表記のルールを踏まえて、全体の読み方を少し分かりやすく整理すると、
(1)まず全体の桁数を確認し、右から3桁ずつに区切る
例:123456789⇒123,456,789
(2)左の区切りから順に読み、それぞれの単位表記を付ける
例:123,456,789の場合
123/="one hundred twenty-three million"
/456/="four hundred fifty-six thousand"
/789="seven hundred (and) eighty-nine"
あとは、続けて読めば、"one hundred twenty-three million(,) four hundred fifty-six thousand(,) seven hundred (and) eighty-nine"
となります。
他にも数字として使われるのが"Ⅲ"や"Ⅷ"などのローマ数字。
映画の続編のタイトルや、英語書籍の文章内の番号表記などでよく見かけます。
こちらは読み方というよりも、表記方法に独特のルールがあるので、予備知識として知っておきたいものですね。
基本となるのは、数字をいくつかの決まったアルファベットで表すこと。
そしてそのアルファベットを組み合わせて、数字を表現していることを理解しましょう。
まずは基本のアルファベットがどの数字を表しているかを説明します。
Ⅰ=1
V=5
X=10
L=50
C=100
D=500
M=1000
他にも表記にはルールがあり、
1〜3は、Ⅰを重ねていき、
I=1、II=2、III=3となります。
4は、5から1を引く、9は10から1を引き、
IV=4、IX=9
6〜8は、5に1~3を重ねていき、
VI=6、VII=7、VIII=8
という風になります。
ということで、上記ルールを踏まえていくと
11は、XI
18は、XVIII
20は、XX
30は、XXX
35は、XXXV
50は、L
60は、LX
など、20以上や50以上の数字をローマ数字で表すことができます。
ただし、49は少しイレギュラーで、ILではなくXLVIII=48に続いて、XLIXと表現します。
ローマ数字を目にするのは時計が多いと思います。
1時は"Ⅰ"、2時は"II"、3時は"III"、4時は"IV"、5時"V"、6時" VI "、7時は"VII"、8時は"VIII"、9時は"IX"、10時は"X"、11時は"XI"、12時は"XII"です。
歴史上の人物にも使われます。
邪魔になった妻を幽閉や処刑するなど暴君で知られたイギリスの王・ヘンリー8世は"Henry VIII"、フランス革命で断頭台に散ったルイ16世は"Louis XVI"と英語で表記されます。
映画などの制作年度などで"MCMXCI(1991年)"、"MMXVII(2017年)"と表記されている場合もあります。
小数、分数など、数学などでもよく使う数字も英語の読み方にルールあり。
意外に簡単な小数、分数の英語表現。覚えて活用しよう。

次に紹介するのは、1より小さい小数、分数についての読み方。
まず小数についてです。
例えば、
0.3="zero point three"
0.05="zero point zero five"
0.019="zero point zero one nine"
というように、小数点「.」から右に数字を一つずつ読んでいきます。
また「.」は、"point"と読みます。
少し応用すると
355.089といった場合は、小数点「.」より左側は、先ほど述べました通り"three hundred fifty five"、小数点「.」より右側は、"zero eight nine"となります。
合わせて読むと、"three hundred fifty-five point zero [oh] eight nine"になります。
次は、分数について。
その前に少し説明しておきたいのが、基数と序数というものの存在です。
英語では、基数=数量を表現するものと、序数=順番を表現するものがあります。
同じ1、2、3、4、5という数字でも、基数であれば、"one"、"two"、"three"、"four"、"five"と読み、
序数の場合は、"first"、"second"、"third"、"fourth"、"fifth"という表現になります。
このことをあらかじめ踏まえておいて、分数の読み方に戻りましょう。
分数を読む場合は、分子は基数、分母は序数で表し、分子、分母の流れで読むというルールがあります。
また1と2分の1のような帯分数がある場合は、基数の前に"and"を付けます。
ですので、
1/3(3分の1)=" a [one] third"
1/5(5分の1)=" a [one] fifth"
と表現し、さらに分子が2以上になった場合は、分母も序数詞の複数形にする必要があるので注意が必要です。
つまり、
2/3(3分の2)="two thirds"
2/5(5分の2)="two fifths"
さらに帯分数が付いた1 2/3(1と3分の2)ならば、"one and two thirds"となります。
ただし特例として、分母が2や4の場合は表現が変わります。
1/2(2分の1)="a half"、または" one half"
1/4(4分の1)="a [one] quarter"、または"a [one] fourth"という言い方もよく使われるので、覚えておきましょう。