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英語で敬語の「了解しました」や「わかりました」「承知しました」はどう表現する?具体的な英文例で説明

ビジネスシーンにおいて、相手の意見に賛成したり、承諾の返事をすることは多々あります。
口癖のように"OK."や"All right."ばかり使っていませんか?上司や取引先との会話で敬語がうまく使えずに失礼になってしまった経験のある方もいるかもしれません。
適切な言葉選びでビジネスをスマートに成功させたいですよね。
今回は、「了解しました」や「わかりました」「承知しました」をシーンに合わせて使い分けられるように、お役立ちフレーズを紹介します。
賛成や同意を表現する英文例
カジュアルな場合の英語表現

友人や同僚との会話で、相手の意見や誘いに賛成するときは"Sounds good!"(いいね!了解!)が一般的によく使われるカジュアルな表現です。
"OK."や"All right."でも良いのですが、"Sounds good."のほうがより相手の意見に賛成する気持ちが伝わります。
"All right."は言い方によっては、嫌々賛同しているように聞こえてしまうので注意が必要です。
フォーマルな場合の英語表現
ビジネスシーンで賛成や同意の気持ちを伝えるときに"OK."や"All right."を使うのは避けたほうが良いでしょう。
上司や取引先との会話では"Of course."(もちろん)や"Sure."(承知しました)を使ってみましょう。
また、相手の意見への同意を伝えるときは"I agree with you."や"I agree to your proposal."が使えます。
"with"は人や考えなどの名詞、"to"は提案・要求などの名詞の前におきます。
内容理解、把握したときの英文例
カジュアルな場合の英語表現
"I got it."(わかった)は、日常の会話の中でよく耳にする口語表現です。
家族、友達同士や同僚に使う表現で、くだけた印象の言い回しです。
上司や取引先との会話には向きません。
このフレーズの発音は"got it"のtが母音のoとiに挟まれた形になり、米語ではtがr音化します。
itのiがr音化したtとリンキング(音と音がくっつくこと)して、「ガリッ(ト)」のように聞こえます。
主語の"I"が省略されて"Got it." となることもあります。
カジュアルな会話では"All right.”や"OK."を使うこともいいでしょう。
ただし言い方によっては相手に興味がないように聞こえてしまうので、気を付けましょう。
フォーマルな場合の英語表現
"I understand."は「了解しました」と訳します。
"understand"(理解する)が使われているので、「相手の言っていることを理解して了解する」というニュアンスが含まれています。
"I’m on it."は海外ドラマでよく登場する表現です。
「了解」と訳しますが、この表現は上司から指示を受けたときの返答によく使われます。
「了解しました。今やっています。」今ちょうど取り掛かろうとしているというニュアンスを加えることができます。
"Copy that."も同じく海外ドラマに登場する表現です。
「了解」という意味の言葉です。
"copy"は無線用語の「受信する、〇〇が聞こえる」から「了解」という意味でネイティブに使われるようになりました。
依頼内容を把握し受け入れたときの英文例
カジュアルな場合の英語表現

"No problem."は日常英会話の中でとてもよく使われる表現です。
ちょっと頼まれ事をしたときの返事として使われます。
例えば「ちょっと手伝ってくれる?」(Can you help me?)と聞かれたときに「わかった!いいよ」(No problem.)といった感じでカジュアルに使えます。
直訳の「問題なし」から「大丈夫ですよ」という印象の表現です。
カジュアルな表現なので上司に使うのは失礼になります。
"You got it."はファーストフード店やカジュアルなレストランでよく使われる表現です。
オーダーをしたときに「かしこまりました」「注文を承りました」という意味で使われます。
例えば、お客さまが"Can I have another cup of coffee?"(コーヒーのおかわりをもらえますか?)と聞きます。
それに対してウエイターは"You got it."(かしこまりました)と答えます。
「あなたはコーヒーを手に入れたよ、私が持ってきますよ」というイメージです。
ただし"You got it?"語尾を上げて発音してしまうと「あなた分かってる?」というまったく違う意味になってしまいます。
イントネーションには注意しましょう。
フォーマルな場合の英語表現
フォーマルなシチュエーションでは"You got it."を使うと、場違いな感じがしてしまいます。
"Certainly."や"Of course."のほうが多く使われています。
"Absolutely."(まったくその通り)や"Definitely."(確かに/まったくその通り)もフォーマルなシーンで使われる表現です。
"Sure."と"Sure thing."は「もちろん/了解しました。」という意味です。
どちらも意味に大きく違いはありませんが、ネイティブスピーカーの中には、" Sure thing."のほうがより丁寧に聞こえるという人もいます。"Sure thing."は主に米国で使用されています。
"I’d be happy to ~."と"I’d be more than happy to ~."は「喜んで」という感情を込めた表現で、「依頼を喜んで承ります」というニュアンスです。
さらに"happy"を"more than happy" にすることで、喜びの感情をより強く表現することができます。
やったことを確認したときの英文例
カジュアルな場合の英語表現
ここでは、相手のやったことを確認したときに使う表現を見ていきましょう。
「メールの件、了解しました」等、相手の行動への対応やお礼を伝える表現です。
フォーマルな場合の英語表現
ではよりフォーマルなビジネスシーンで使える表現を見ていきましょう。