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世界の扉は言葉で開く Presented by MIYAVI

世界の扉は言葉で開く Presented by MIYAVI

ギター 1 本を手に世界へと飛び出し、今やミュージシャン、俳優、インフルエンサー、そして 3 人の子どもたちの良きパパとしての顔を持つ MIYAVI さんが、ECC の語学・教育推進アンバサダーに就任!自身が英語を学んだきっかけ、そして活動を通じて感じた言葉の大切さをお話ししてくれました。

※本インタビューはECC外語学院にて配布しておりますフリーマガジン『MeLeDi』vol.5に掲載しております。


『MeLeDi』とは、言葉がもたらす出会い、学び、発見、そして未来を応援するマガジンです。

世界の扉は言葉で開く

英語学習は基礎と応用両方が大切です

―サムライ・ギタリストの愛称で世界的に活躍するMIYAVIさんが、はじめて「海外」や「世界」を意識したのはいつごろですか?

海外でライブをするようになった18歳か19歳のときから、世界で勝負をしたいという気持ちはありました。そこはずっと変わらないし、これからも日本人として「攻め」の姿勢を忘れずにいることが僕の役目であると思っています。さらに、コロナ禍で改めて日本の状況を振り返ったとき、この国に対して何かアクションを起こしたいと考えるようになりました。

これまで、さまざまな活動で世界中を回ってきて、日本の語学教育に対して思うところがありました。僕は音楽家ですが、言葉の重要性を常に感じています。英語は今も勉強を続けていますし、話せなかったころの感覚も覚えています。日本には、世界で勝負することに能動的になれていない人たちが、まだたくさんいると思います。そんな中で、ECCさんと出会う機会があり、「言葉を交わしてはじめて、もっと深く分かり合える」、「分かり合えてはじめて、心を許すことができる」といった思いに共感し合い、今回、語学・教育推進アンバサダーとして一緒に活動をさせてもらうことになりました。

先日、日本人の英語力についての具体的なデータを教えていただきましたが、少し予想はしていたものの、まさかTOEFL®TESTのスピーキング力調査で170カ国中最下位だとは思いませんでした。でも、逆に言えばそれはチャンスでもあります。日本には多様なコンテンツや、アイデア、カルチャーがあります。ただ、語学力、対話力、交渉力といったところで出遅れてしまっているので、そこを磨いていけばまだまだやれるはずだと、改めて感じることができました。

 

―英語を話せなくて悔しい、もどかしいと感じたことが学びのきっかけだとお聞きしましたが、決定的な出来事はあったのでしょうか?

香港でライブをしたときのことです。もちろん英単語は知っているけれど、照れもあって「Excuse me.」と「Sorry.」しか言えませんでした。ステージではギターを弾いて、ロックをして「Yeah!」とやっているのに、ホテルのルームサービス一つ注文できない自分のみじめさ、もどかしさ、そのギャップを強く感じました。

 

―具体的にはどのように英語を学習していったのですか?

僕の人生設計では20歳までに習得している予定でしたが、忙しさにかまけてなかなかできずにいたんです。でも、「この先も同じ思いを抱えて一生過ごしていくのはイヤだ」と思い、当時のマネジメントとレコード会社に相談して、25歳の誕生日が明けてすぐL.A.に飛びました。

語学学習は、基礎と応用の両輪が必要です。L.A.に行ってからは、学校で基礎を学び、友人と積極的に会話をして応用力をつけていきました。とはいえ、日本での仕事もあったので、語学学習のために作れた期間は3カ月。時間が足りないなと思いました。そこで、帰国後も、L.A.の友人をボディガードとして日本に呼び、日常的に英語を使うようにしていました。

 

―「自分の英語が通じた!」と体感できるのはどんなときでしょうか?

やっぱりライブのステージ上でリアルタイムのやりとりをしたり、海外のスタッフを雇って、自分でオペレーションしたりしているときですね。でも、意思疎通を図るのは自力でもできますが、なにか間違いがあってはいけないので、ハリウッドでの映画撮影や、契約を交わすときなどは、通訳を入れることもあります。ただ、通訳を通しての会話はどうしても一つ壁ができてしまうんですよね。結局、人と人のやり取りなので「Thank you.」一つ言うにしても、どれだけそこに自分の思いをのせられるかで、響きが変わってくるんですよ。そういう意味でも、海外の人と仕事をするときは英語力が必須だと思います。特に、プロデューサーと議論になって自分の意見を英語で通せたときなどは、「あ、ちゃんと伝わったんだ」と強く感じますね。
それはエゴとかではなく、伝わる言葉を持っているから、相手にも自己主張をできるということ。分からないから引くのではなく、最後まで伝え通すという意味で、英語でのコミュニケーションができていると感じられる瞬間です。

 

―海外でクリエーティブな仕事をする際は、専門的な言葉が飛び交うことも多いと思いますが、どのように対応していますか?

現場で学んでいくしかないですね。例えば音楽制作の現場だと「飛ぶ」という意味の「fly」をコピー&ペースト(貼り付ける)の意味で使うことがあるんです。「Fly that later section.(それは、後ろのセクションにペーストして)」とね。他にも1テイク、2テイクを「pass」と言うなど、細かい用語の違いは結構あります。分からなかったら「なんて言ったの?」と聞いて、自分も使っていくことが大事ですね。

 

伝えたい、という気持ちで言葉は変わります


―現在も英語の学習を続けていると言っていましたが、どのようなことを学んでいますか?

今は特に発音面ですね。例えば、「了解!」といった意味で気軽に使える「Got it.」の発音は、アメリカ英語だと「ガディ」ですが、イギリス英語では「ゴットイット」といったように変わるんです。どちらが正解ということはないですが、俳優活動もしているので、一般的な違いは知っておく必要があるかなと思います。

英語だけでなく、今は日本語と中国語も勉強しています。日本語については、日本に向けたスポークスパーソン的な活動も多いので、滑舌など話すこと自体の特訓です。中国語は初歩段階なので、ボキャブラリーと会話力を中心に学んでいます。

 

―語彙力や発音など、語学学習にはさまざまな要素がありますが、最も大事なことはなんだと思いますか?

伝えたい、と思う気持ちの強さですね。だから、学校の授業よりも友人との会話だし、友人よりも恋人。相手がボーイフレンドやガールフレンドだったら、自分の気持ちを伝えたいじゃないですか。その伝えたい気持ちを自分でどう強くしていけるかが大切だと思います。

 

―英語圏以外の人とも、英語を使いコミュニケーションを取ることは多いですか?

日常的にしていますよ。昨日も、フランスの友人から英語で「子どもが生まれたって聞いたよ」とお祝いのメッセージがきたんですが、「聞いた」は「I heard~」と書くのが一般的なところを、彼は「I learned~(学んだ)」と書いていました。アメリカでも使うことはありますが、フランス語をベースにして英語を考えているのか、ちょっと珍しい使い方だなと思いました。使う人の母語によって英語に違いが反映されるのも面白いですね。

それからUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使としてコロンビア、ケニア、バングラデシュ、タイ、レバノンなどいろいろな国を訪れましたが、そのときも会話で使うのは英語です。みなさん発音は訛りがあるし、たまに全然分からないときもあるけれど、共通言語としての英語だからそれでいいんですよ。だから、日本人にも英語はコミュニケーションツールだという部分にもっと目を向けてほしいんです。自分たちの訛りでいいし、自分たちの使い方でいい。文法がぐちゃぐちゃでも伝わればいいから、堅く考えすぎずに使っていってほしいです。

 

―YouTubeの「SAMURAI ENGLISH」で「すぐに役立つ英語」をレクチャーされていますが、英語を学びはじめたころに「これは知っておくと便利だ」と感じた言葉はありますか?

番組初回でも紹介しているんですけど、「What did you say? (なんて言いましたか?)」と「Can you say that again?(もう一回言ってください)」ですね。それさえ言えれば「学び」の基礎はできているというか、あとは学んでいくだけなので。中国語を学習するときも、「再说一遍(もう一回言ってください)」といつも聞き返しています。

 

―年齢を重ねると「この年から英語を学ぶなんて」と、ためらいを感じてしまう人は少なくありません。背中を押していただけますでしょうか?

確かに学習には時間がかかるものですが、もし、今の僕が英語を話せなかったとしても、25歳のころと同じように「英語が話せるようになりたい」と考えると思うんです。50歳、60歳になってもまた同じことを思い続けるのではなく、5年後、10年後にできるようになると考えれば、遅すぎることはないと思います。「いつだって自分を変えるチャンスはある」という言葉は、自分自身が実践できたことなので、自信をもって言えますね。なりたい自分になることを我慢する必要はないと思いますよ。

 

―一方で「なぜ英語を勉強しなきゃいけないの?」と疑問に持つ子どももいると思います。MIYAVIさんならどう答えますか?

逆に「勉強しなきゃいけない」とは思わせたくないですね。「したくないなら、しなくてもいいよ」と言います。だけど、「英語を勉強して、世界中のたくさんの人と話をすることは楽しいよ」とも伝えます。教育の話になってしまいますが、そもそも勉強の先にあるゴールが、テストや学校の成績になっている側面があることが今の教育の歪みだと思うんです。将来のための目標設定がないプロセスには意味がないと思うので、なぜ勉強するのかを説明して、それで「やりたい」と思ってくれたらいい。英語がネイティブな僕の子どもたちには、日本語がそれに当たるんですけど、そこは試行錯誤しながらやっています。

 

―今回のプロジェクトで掲げる、「世界人」の人物像を教えてください。

「Think globally, act locally」という言葉がありますが、グローバルな視野を持ち、ローカルでアクションしていくこと。どこにいたとしても、視野自体は広く持って活動していくことが大事なのかなと思います。

日本は、親切心や思いやり、またホスピタリティーに優れていると思います。クリエーションの現場でも見られるような、あれだけ細部にまでこだわる表現も日本の特徴であり、なかなかできないことです。しかし、それは同時に日本のよくないところでもあります。自分自身にもありますが、細かすぎる、親切すぎる、考えすぎるといったところは、資本主義のもと切磋琢磨している世界の市場で戦おうとしたとき、どうしても弱みになってしまいます。

でも、僕はその国民性が不正解だとは決して思わないし、武器になりうる部分でもあると考えます。ここまで世界中から嫌われていなくて、みんなが住みたい、行きたいと思う国はなかなかありまえん。日本人として、もっと誇りに思っていいと思います。世界の中で日本人として凛とあれる強さは持っていたいじゃないですか。「世界のことなんて分からない、俺たちはこうだ」と開き直るのではなく、世界を知った上で、「自分たちはこうありたい」と考えられるかどうか。その違いは大きいんじゃないかと思いますね。


Profile
1981年 9 月14日生まれ。ピックを使わずギターの弦を指で弾くスラップ奏法でサムライ・ギタリストとして注目を集め、これまで約30カ国、350公演以上のライブ、 8 度のワールドツアーを成功させた。音楽活動のほかにも俳優、モデルなど、その活動は多岐にわたる。2017年からは日本人初のUNHCR親善大使、そして2021年にはECC語学・教育推進アンバサダーとしても活動する。

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